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Zimbabwe.NET 青年海外協力隊体験記
from アフリカ ジンバブエ
 ■ Diary March 2008

2008年3月のカレンダー

ジンバブエの協力隊員減少ジンバブエ国際選挙監視団リストWomen can do it!!企業の黒人支配下法案に大統領がサイン最高額紙幣の価値が30円を切ったジンバブエ周辺国でもインフレ協力隊員、ザンビアへの一時国外退避決定ザンビアに無事到着大統領選挙あと1日



2008/3/31 Mon. 晴れ

 ジンバブエからの一時国外退避とはいえ、ザンビアでの滞在はかなり刺激的で良い気分転換で勉強にもなっている。

 ザンビアも知れば知るほど面白い国のようだ。まず、民族が70以上あることは特筆される。だから、言語もそれだけあって、多様性がジンバブエ以上にある。最近感じるのは、ザンビア人は外国人に対して警戒したり、壁を作ったりするようだ。民族がたくさんいる理由からそうしているのだろうか?

 もう一つ強く感じたことは、ジンバブエよりもアフリカらしい景色がザンビアではたくさん見られるということだ。女性の服はカラフルな布で作られた民族衣装っぽいものを着ている。マーケットなど、ちょっとゴタゴタしたところに行くと、廃材などで工夫して作られた建物をたくさん見ることができる。アフリカっぽいってどんなの?と考えたくなるけれど、ザンビアは近代的なものと「アフリカ的なもの」がかなり極端に同居している。

 選挙についてのニュースをここに書こうと思ったけれど、自分の肌で感じた情報ではまったくないし、情報が錯綜しているようなのでやめた。


2008/3/30 Sun. 晴れ

 ザンビア人と野球対決。メンバーはザンビアとジンバブエの協力隊員ミックス対ザンビア人だった。そこの中学校は野球の道具がきれいに保管・使用されていてびっくりした。日本からの援助品らしい。日本からの物を大切に使ってくれていて、良かった。


2008/3/29 Sat. 晴れ

 今日、ジンバブエは6年ぶりの大統領選挙だ。その他2つの選挙も同時実施された。歴史的な瞬間に自分が立ち会えれなくて、とても残念である。しかし、退避先であるザンビアの首都ルサカのホテルでは、インターネットと衛星放送が備わっているため、ジンバブエの情報はリアルタイムで入ってくる。しかし、肌で感じられる情報というのは、やはり当地にいないと得られないものなので、残念。そんなこんなで、自分はジンバブエに愛着があるようだと実感する。

 今日は街を一人歩きした。マーケットや町外れにも徒歩で行ってみた。昨日はザンビア人のことを冷たい人だと思っていたけれど、勘違いだった。昨日は日本人の集団で彼らと接していたので向こうも身構えていたようだった。でもやっぱり、ジンバブエ人の資質のほうが私は好きなようだ。ジンバブエ人のそこ抜けた明るさは天下一品である。

 お昼はマーケットでまたシマを食べた。ジンバブエと違って、スーパーファインのミリミルなので、色は純白で味も私好みだった。お皿がシマ用とおかず用の別々に分かれていてジンバブエとの違いを感じた。個人的な意見として、シマの食事セット(肉と付合わせのスープ)はジンバブエのサザセットに勝っている。認めたくないが、味覚は正直だ。

 首都ルサカ街を歩いていて思ったけれど、都市計画がハラレのような大規模都市や欧米風の設計コンセプトを想定していなかったようなので、ハラレに比べたらだいぶ見劣りがする。いわゆる「センス」ってやつのようだ。高層ビルなどの目立つ建物を見ると、どうもセンスが感じられない。そう思うと、ハラレはすごい。かなりしっかり都市計画されていて、緑もふんだんに使われている。温暖で湿度が低い気候を含めたハラレの住環境でいったら、日本の都市よりもはるかにレベルが高い。もちろん、最近は経済悪化が原因で、そうとも言えないが。

 ジンバブエの選挙の開票が昨夜7時の選挙終了時間から行われている。ニュースを見ると、不正発覚の記事があった。BBCでもそのニュースを報じていた。別段、ここで書くことでもないので書かない。ザンビア人もジンバブエでの選挙のことが気になるらしく、彼らの世間話を聞いているとムガベ・ムガベの言葉が良く聞こえてくる。


2008/3/28 Wed. 晴れ

 午前中は、JICAザンビアの事務所でいろいろなオリエンテーションを受けた。

 お昼はマーケットに行き、シマ(ジンバブエのサザ)を食べた。ジンバブエのように肉の使い方がけちけちしていなくて、感心した。うまかった。

 ジンバブエとの違い:
 道路の幅がルサカは狭く、歩道は土がむき出しになっている。その点ハラレの道路は素晴らしい。今日は歩道を長い時間歩いたので、かなりホコリまみれになった。
 ザンビア人の国民性がジンバブエ人とだいぶ違うようだ。ジンバブエ人の方が陽気でフレンドリー。昔はどうだったか分からないけれど、ザンビア人は外国人に対する目が冷たい気がする。早速、ジンバブエ人に会いたくなった。
 首都だけだと思うが、外資の力と情報化でグローバル化がすごい勢いで進んでいる。特に顕著なことは物質化(物が溢れる)だと思う。

 いよいよ、明日はジンバブエの大統領選挙だ。不安要素がかなりあるが、この選挙を機会にジンバブエの状況が好転して欲しい。この国で希望的観測をすることが良くないのは、自分が一番良く知っているのだが、私達ジンバブエ協力隊員の動向(ジンバブエ帰国)が掛かっているので、なんとかたのんます。


2008/3/27 Thu. 晴れ

 お昼頃、空路でザンビアの首都ルサカに無事到着した。今はこれから12日間(予定)滞在するであろう、市内のホテルにいる。このホテルは、各国大使館が集中しているところにあり、立地条件は良い。日本大使館が道を挟んだ向かいあるのが、オツである。また、ホテルの雰囲気もすごくいい。室内設備の感じは、日本のホテルと錯覚するほどシャンとしている。また、部屋の中でワイヤレスランを使いインターネットができる。ホテルの室内があまりにもきれいで、テレビでBBC(衛星放送)を見ながらインターネットをやっている自分に対し、果たして「ここはどこだったけ?」、って変な質問をしたくなる。

 今日感じたことを書く。ジンバブエとザンビア(首都ハラレと首都ルサカ)を比較している。

 まず、白人をよく見かける。今泊まっているホテルは、宿泊者の半分以上が白人じゃないかな。また、街を車で通過しているとかなり多くの白人を目にする。現在のジンバブエが異常なのかもしれないが、とにかくザンビアはどこにでも白人がいるようだ。

 ザンビアでは、レンガよりも一回り大きいブロック(日本と同じやつ)が建材に多く使われている。

 ルサカで一番モダンで巨大なショッピングセンターに行ったが、食品や日用品の品数が日本のスーパーと同じくらいあるのに驚いた。値段も日本の価格にかなり近い。雰囲気は、以前行ったことがあるオーストラリアのスーパーのようだった。また、自分が昨日までいたジンバブエのスーパーの状況(棚はガラガラで品数の選択肢がほぼない)がなんだか情けなく思えた。このショッピングセンターは日本の地方によくある、複合ショッピングセンターにそっくりだった。駐車場の車のグレードもジンバブエとは比較にならないくらい上等で、ポンコツ車を見つけるのがかなり困難なくらい、いい車しか駐車されていない。

 この複合ショッピングセンターは、「すごい」の一言であった。しばらくすると、これは「外資の力である」と感じた。もう一つ、「外資の力のみである」とも感じた。

 このショッピングセンターに来ている、ザンビア人はかなり垢抜けている。私は、ここがアメリカといわれてもおかしくないと思った。でもなんだか、さみしさを感じたのも確かだ。世界のどこへ行ってもこのような機能を持つ施設が建てられるのかと思うと、その国の個性を感じたい人にとってはガッカリする。

 外資の力はすごい。外資の威力を思い知った。貧富の差も生まれるが雇用も生まれる。うまくいえないが、外資の大型資本とは、パソコンでいう「コピー」「貼り付け」のように、実に簡単で味気ないもののようだ。


2008/3/26 Wed. 晴れ

 いよいよ明日、ザンビアに向けて出発だ。部屋の片づけをしたらすっきりした。最近、テレビやラジオで野党のコマーシャルが頻繁に流れるようになった。しかし、番組やニュースといった肝心なところには、与党しか登場してこない。

 大統領選挙の有力候補者は3人だが、過半数を取らないと当選とならない。もし、誰も過半数に達しなかったら、3週間以内に上位二名の決戦投票が開かれる。

 あるニュースに世論調査?が載っていた。現大統領20.3%、野党チャンギェライさん28.3%、無所属マコニさん8.6%。いい線を突いているのでは。


2008/3/25 Tue. 晴れ

 今日、JICAからジンバブエの協力隊員全員に、ザンビアへの一時国外退避を告げられた。日程は選挙2日前の27日から4月7日(予定)までだ。ザンビアでは、首都ルサカのホテルにこの期間滞在するそうだ。27日?あっもう明後日じゃん。

 一時国外退避とは、国内で暴動や戦闘など最悪の事態(身の危険を感じる)が起こりそうな時に、それを回避するための手段なのだが、どうも私は(当たり前だが)暴動や戦闘を体験したことがないのでピンとこない。もしこれで、本当に暴動が起こったら(今年、ケニアでは実際に選挙後起こった)、私は自分のことを、なんて平和ボケした人なんだと思うに違いない。つまり、自分はかなり楽観的に考えているようだ。

 まさか、アフリカで一番お人好しなジンバブエ人に限って暴徒化なんてしないよね?ごく一部は仕方ないけれど。しかしお人好しの逆を取ると、やはりジンバブエ人は今まで溜まっているうっぷんがかなり積もり積もっているのは否めない。それが、ここで爆発しないとも限らない。また、ジンバブエ人は、お人好しで我慢強くもあるが、扇動されやすい面も持っている。この扇動が悪い事態に結びつかないといいけれど。

 ニュースを見ていると、「ケニアのようにはならない・させない」といろいろな大物達が言っているのだけれど、やっぱり私は短絡的な発言だと感じてしまう。これは、特に権力を握っている人が多用しているようだ。短絡的というか、迫力で言い通してしまう、と言った方が正しい。テレビの公開討論なんて見たことない。だから、彼らには「Why?」という質問を投げかける人がいないのだ。

 私は英語の練習に、最近は選挙のニュースをたくさん読んでいるけれど、選挙の透明性がまったくないようだ。一部のメディアの言い方をすると、「選挙前に結果がすでに決まっている」そうだ。実際、ニュースも「不正」がテーマなのでは?と思いたくなるくらい誰かがリークした情報などを元にしたネタが日々インターネットに流れている。本当かウソか分からないけれど、頻繁に登場したニュース。以下
・有権者(有権者であることを登録した人)の人数は590万人なのに、投票用紙が900万枚刷られている。
・開票は各投票所で行わず、一度、軍の施設に持ち運んでから開票・カウントする。
・警察官は投票所に近づけない(入れない)規則があったが、入れるように規則が変わった。
・選挙後、警察は暴力が発生した場合、銃火器で直ちに鎮圧を図る。
・軍は現政権をサポートすると表明する。(じゃー、野党が勝ったらどうなるのか?野党支持者は不安になるだろう)


2008/3/23 Sun. 晴れ

 今日はイースターホリデー3日目で日曜日、街中はガラガラだった。いつも、日曜日に街中に行くと、日曜日独特の閑散とした街の雰囲気を感じる。人がいる平日の時とまったく人がいなくなる日曜日とのギャップが激しい。ジンバブエのキリスト教の教えがそうさせているらしい。なんか、日本のニュースでコンビニとかの深夜営業が将来なくなるのでは、とやっていたがいいことだと思う。もしも日曜日だけ、新宿とか渋谷がひとっこ一人いなくなったら、それも絵になる。また、もしそうなったら、自転車でだれもいない街を駆け抜けたら気持ちいいだろうな。

 ゴルフの打ちっぱなしに一人で行ってきた。日本のようにネットで囲まれた練習場ではない。ただ、本番と同じようにまっすぐ打てばいいのだ。球がフックしたときは、ネットがないため限りなく曲がる。またそれがいい。ブーメランのように球が戻ってくるくらい曲がる時もある。また、それもいい。魅力はなんといっても安さ、1球1円。100球も打ったらヘトヘトになるから、100円であれだけ練習できて楽しめたら、最高。ゴルフを生み出した、イギリスってすごいと思う。

 大統領選、各候補者のハンドシンボル
・ムガベ現大統領(与党):右手を握り(グー)、拳を突き上げる
・チャンギェライさん(野党):右手の平を広げて指を開き(パー)、手を挙げる
・マコニさん(無党派、元与党):両手を合わせ、指を交互にかませ、両手を挙げる
 テレビで政党集会などを見ると、この手のシンボルがその政党の一致団結(象徴)に役立っていることがすごくよく分かる。
 私がポリテクの学校で学生達に日本のジャンケンを教えようと、手を突き上げグーとかパーをしたときのどよめきはこのためだった。今でも覚えているが、学生達はドンビキだった。公共で政党の話は、本当にタブーだと彼らから伝わってきた。

 そういえば今日、家の近くのスポーツセンター脇の敷地で野党チャンギェライさんの決起集会があった。ちなみに、与党のムガベ大統領はブラワヨ(第二の都市)で決起集会をやったそうだ。野党MDCのT-シャツを着た人がウロウロしていたので、ちょっと聞いてみたら、集会に来た人全員に配っていたそうだ。夜、テレビを見たり、ラジオを聴いていたけれど、野党の集会のことは一言も聞けなかった。与党の集会がどうのこうの、与党が・・・・・・ばかりだった。テレビは1チャンネルのみ、ラジオも大手は1チャンネルのみ(他3チャンネルある)なのだが、もしこれで野党が勝利してしまったら、この国はどうなるのかしら?強くそう思った。ケニアのようにならないか本当に心配になってきた。だって、雰囲気というか、ジンバブエ人の話だと、○党のほうがはるかに人気で票数を持っているってもらすんだもん。


2008/3/21 Fri. 快晴

 今日からジンバブエは4日間のイースターホリデーに入る。昨夜は仲のいい、ジンバブエ人家族の家に泊まりに行ってきた。選挙のことをたくさん話した。どうやら、圧倒的に野党支持者が多いそうだ。後は、結果がどのように転ぶか???意味深な言い方はその通り取ってもらったらいい。

 そこの家には、衛生放送があって、無料で受信できる南アフリカとボツワナの放送が見られた。南アフリカのSABCチャンネルを見ていたら、「ジンバブエの周辺国でインフレーション」が進行しているとレポートしていた。理由は2つあり、1つは原油価格の高騰でもう1つは、ジンバブエ人による商品の大量買いだそうだ。現在、ジンバブエ国内は経済悪化により、食料品や日用品を生産している企業が極端に少なく、品数もとても全人口の需要を満たすものではない。多くのジンバブエ人は特に、南アフリカやボツワナ、ザンビアに大量に買出しに行き、それを国内で消費している。そのおかげで、周辺諸国の物価がインフレを起こしているのだそうだ。レポートでは、こういった状況が改善されない場合は、国境を塞ぐとも言っていた。

 それで、今日また街中を散歩していたら、野党のポスターがすごい数増えていた。追加して誰かが張ったのだろう。それにしても、町中ポスターだらけである。どこに張っていいとかの、決まりがなのであろうか、商店の壁など目立つところには、同じ候補者が20枚30枚と並べて張ってある。

ニュースより:
・選挙投票所に警察官が立ち入れる法律をムガベ大統領が、今週月曜日に可決した

 その理由は、'assist' illiterate people to vote. と書いてある。つまり文字が読めない人の手助けが理由である。(現在、ジンバブエは少なく見積もっても95%以上の識字率がある。)以前には、警察官は投票者を威圧しないようにとの理由で、投票所から100m以内に範囲には入れない法律があった。

・教員給与昇給の約束を政府が破った
 先月から学校の教員達は給与昇給のためのストライキを実施していた。そして、2週間前に政府が条件(希望給与額)を認めてる形で落ち着いていた。しかし、20日水曜日の給与振込み明細をみた教員達は落胆した。希望した給与にはぜんぜん足りていなかったからだ。政府は希望した給与を払えるだけのお金が残っていないことを理由にした。先月、軍や警察は昇給要求を政府に認められ希望額を受取っている。


2008/3/20 Thu. 快晴

 最近よく雨が降る。ジンバブエ人が言うには、この時期にこの雨量は異常だそうだ。昨年末から、雨の降り方がおかしい。11、12月は例年よりも早く雨季が始まったと思ったら、多雨。1月は例通りで、2月はぴたっと雨季が終わったかのように降らなくなった。と思っていたら、3月は異常な雨量。

 インフレが物凄い勢いで進行している。最高額紙幣1千万ジンバブエドルの価値が日本円の25円を切った。

 今日は他の科目の学期末試験の試験監督にかりだされて、退屈な一日を過ごした。明日から、約1ヶ月間の学期休みに入る。月末29日の大統領選挙はどうなるのだろうか?協力隊員はザンビア一時退避をするのだろうか?4月末にブラワヨで行われる、ZITF(国際貿易展覧会)にまた今年も参加しようと思う。


2008/3/17 Mon. 快晴のち大雨

 昨日夕方4:30くらいから停電した。でも、これは計画停電だなっとピンときた。電力消費が上がる夕食時を過ぎたら電気が戻ってくるな、と確信していたら案の定、8時くらいに電気が戻ってきた。勘がさえるのは、ジンバブエに慣れた証拠のようだ。

 学期末のテストを開始した。今週の木曜日で今学期の学校が終わる。金曜日からは、キリスト教の復活祭(イースター)でジンバブエ全体が休みに入る。

 現在の最高額紙幣1千万ジンバブエドルの価値が日本円の30円を切った。最高額紙幣の1千万ジンバブエドルは1月18日の発給日時点で価値が約300円であったので、2ヶ月でお金の価値が1/10になったことになる。また、ニュースで現金不足の文字がよく出るようになってきた。銀行にはATMから現金を引出す人の列ができ始めているのを、私も最近良く見かける。選挙前で政府が比較的すんなり、軍や警察といった公務員達の昇給要求を呑んようだった。今年に入ってから、物価の上昇が去年よりさらに加速している。


2008/3/14 Fri. 快晴

 今月に入ってから、テレビの放送内容がほとんど選挙関連(宣伝)である。そしてなぜか、1980年独立前の解放戦争映像が良く流れる。何か今回の選挙と関連があるのだろうか?また、ジンバブエの経済衰退の原因は、西側諸国の制裁だと言い切っている。さージンバブエ人は、1チャンネルしかないその番組を見て、何を思うのか?気になる。

 最近、早朝と夕方にヘリコプターが上空を数台飛んでいて騒がしいなと感じていた。私の友達のある人との話で、そのヘリコプターが話題になった。「一体なんだあれは?」と。まもなく正体が分かった。失礼、現大統領が地方の選挙遊説に行くのに上空(ヘリコプター)を使用しているとの事だった。しかも、必ず地方遊説は日帰りで、夜は自宅に戻られるというのだ。地上の道路を大統領が使用してくれたら、道路が瞬く間に整備されるのになー、とどこからかそんな声が聞こえてきそうである。選挙がまじかに迫り、頻繁に地方遊説している現大統領の様子が、テレビからも上空の騒がしさからも分かる。

ニュースより:
・ジンバブエ大統領、企業の「黒人支配化」法案に署名

ジンバブエのムガベ大統領はこのほど、国内全企業の株式の過半数を地元住民に所有させる法案に署名した。同国内で活動する外資系の銀行や鉱業、通信企業などもすべて、株式の51%以上を住民に譲渡することが義務付けられる。同法案は昨年9月に議会で可決されていた。地元住民は、「(同国が独立した)80年4月以前に人種差別を受けた者またはその子孫」と規定されている。


2008/3/12 Wed. 快晴

 Women can do it!!! ジンバブエのZTV(1チャンネルしかないテレビ)からよく流れてくるフレーズだ。さらに、説明の中でジンバブエの全人口に占める女性の比率は52%だけれど、24%しか政府の要職に就いていない。と説明が続く。あまりにも頻繁に流れるのでフレーズを覚えてしまった。

列国議会同盟IPUの「世界の女性議員比率」によると189カ国中
世界各国議会の女性議員比率(今年1月1日時点)
1位 ルワンダ    48.8%
2位 スウェーデン 47.0%
3位 フィンランド  41.5%
4位 アルゼンチン 40.0%
5位 オランダ    39.3%

6位 デンマーク  38.0%
7位 コスタリカ   36.8%
8位 スペイン    36.6%
9位 ノルウェー  36.1%
10位 キューバ   36.1%

以下先進諸国の下位順位
17位 ドイツ     31.6%
60位 英国     19.5%
64位 フランス   18.2%
68位 イタリア    17.3%
71位 アメリカ    16.8%
81位 韓国     14.4%
84位 ロシア    14.0%
105位 日本     9.4%

アジアは平均で16.9%と低いようだ。

 日本もジンバブエのようにテレビCMかなにかで、現状を流したらいいのだ。現状説明は日本語でして、耳に残るキャッチフレーズは、英語で「Women can do it!!」って。どんな反響がくるだろうか?しかし、ジンバブエのテレビ局は1チャンネルしかないので、そのチャンネルをずっと見ていると、放送の送り手のメッセージがかなり頭に残るというか、それしか信じないようになるとかいうか。とにかく、Women can do it!!のCMは女性にとって心強いメッセージであることは強く感じる。


2008/3/11 Tue. 快晴

 今月の21日からキリスト教の復活祭(イースター)が始まるので、学校はイースター前に閉まるようだ。29日にはいよいよ選挙がある。大統領選挙がなんといっても一番の注目だが、その他、国会議員と地方議会の計3つの選挙が同時に行われる。

 自分の講義の方は、来週に学期末テストをして今学期終了になる。学校の環境に慣れたために、学校ではまったくストレスを感じない。最近は自分の料理の腕にストレスを感じる。たまに、学生や講師にCADを教えてくれや図面を描いてくれなどといわれ、そんな時、頼られて嬉しく感じる。

 相変わらず、市民の生活は苦しいようだ。同僚講師などの話によると、生きていくのに必要最低限の物資しか買えないそうだ。食用油は最近高くて買えないと言っている人が多い。バーソープ(棒石けんで皿洗い、洗濯、体洗いとなんでも使う)も高くて買えないよと言っていた人がいた。どうやって、洗濯や食器を洗っているのか?しかし、そういったことをたんたんと話すジンバブエ人に本当に感心する。決して怒りをあらわにしない。

 最近、年寄りのジンバブエ人の何人かと話をした。選挙後に暴動とか戦争にはならないのか?と僕が質問したら、みんながいちように戦争はもうたくさんだといっていた。ジンバブエは1975年から1979年まで民族解放戦争をやったそうだが、その悲惨な記憶が彼らに鮮明にあることが、彼らの説明からひしひし伝わってくる。戦争の悲惨な記憶っていうのは、ある意味、新しい戦争の抑止にも役に立っているのかな、と思った。

ニュースより:
・SADC(Southern African Development Community)の選挙監視団50人がジンバブエに到着した。

・大統領が農業機器の寄付で農業促進を行った。
週末の新聞にデカデカと寄付した機器などがリストと共に載っていた。

40人乗りバス:300台(中国からの寄付品)
トラクター:500台
トウモロコシ収穫機:20台
耕作機(牛用):50,000台(ちなみに、僕の学校ハラレポリで製作されたのも・・・)
農機具:たくさん
ディーゼル発電機:5,000台
ミリミル(トウモロコシの粉):3,000トン(マラウイからの輸入品か)
オートバイ:680台
ディーゼル100,000リットル
☆ちなみに、誰に寄付したかの記事はどこにも載っていない。選挙にお金が掛かるのは、日本もジンバブエも同じのようだ。

・大統領の選挙宣伝ポスターを1枚剥がした男が、1ヶ月間刑務所送りになった。

・ZTV(1チャンネルしかないテレビ)で政府の役人が、「2002年の大統領選挙で、EUやアメリカは、ジンバブエの選挙に不正があったと不実なことをレポートしたので、今回の選挙には監視団として招待しない」と言っていた。


2008/3/8 Sat. 快晴のち夕立

 今日の夜、レインボーホテルの催し物場(国際会議場)で行われた、ムトゥクジライブにまた行ってきた。その他、ビクタークノンガというビックミュージシャンも参加していた。でも、オリバー・ムトゥクジの迫力にはぜんぜんかなわないようだった。ティケットが1億ジンバブエドル(約500円)だったので、比較的お金を持ったジンバブエ人しか会場にいなかった。ムトゥクジのライブはエンターテイメントに溢れていた。またまた、カリスマ性を感じた。

 最近、ショナ人が話すイングリッシュ(英語)のクセが自分に移っているのにふっと気付く。「オーケー」「オーライーティ」。なぜか、Alright(オーラィ)の語尾にティと付けてしまう。まいっか。

 学食のサザは、相変わらず毎日サザとキャベツだけなのだが、最近キャベツの量も減らしている。あの食事を昼と夜、毎日食べている学生はかわいそうだ。なんか、どこかの刑務所を想像してしまう。僕のお昼は学食で学生達と同じものを食べているが、よく学生から「サザはどうだ?」と聞かれる。最近の聞き方は、なんか僕が「最悪ー」っていうのを期待しているのが伝わってくる。まー僕がなんて言おうが、底抜けに明るい学生さん達でした。さすが、ジンバブエ人!


2008/3/7 Fri. 快晴のち夕立

 今日はハラレ南西部のハイフィールドというハイデンシティー(高密度住宅街)の友達の家に用事に行ってきた。驚いたのは、街のいたるところに大統領選挙の宣伝ポスターが貼られていたことだ。ハイフィールドは街中から、コンビで30分くらいのところにあるのだが、道中にもポスターが100mおきくらいに貼られていた。バス停など人が集まる場所にはものすごい数のポスターがあった。

 大統領候補者は4人いるのだが、ポスターで良く見かけるのはその中の3人。その中でも、2人は枚数のうえでも良く目立つ。野党からの候補者チャンギライさんと与党からの現ムガベ大統領だ。でも、ちょっと気味が悪く、チャンギライさんのポスターの枚数の方がかなり多いような気がする。

 それにしても、ムバレを中心としてあっちのエリアは物が何でもある。ミリミル(主食の原料)や砂糖、クッキングオイルまで。ブラックマーケットの温床のような場所だ。ブラックマーケットといっても、明かりが無くて薄暗いマーケットではない。ただ単に、道端で物を売っているだけなのだ。僕も以前はブラックマーケット?もっと陰湿で危険なものを想像していたが、ただの道端の物売りでした。もちろん、もっと大量にさばいている人もいるだろうけれど。

 今月に入って、大統領選挙関連のニュースがかなり目立つ。

ニュースより:
・警察は選挙中とその後、デモ等の混乱で暴力が発生した場合には銃器の使用も辞さないと発表した。


・ジンバブエの大統領選挙監視団のリスト発表(全47ヶ国・グループ)
選挙監視団として呼ばれた国:
ロシア(欧米諸国で唯一)
アフリカ南部のすべての国々(先般、大統領選挙で不正が有った無かったで混乱しているケニアも参加)
スーダン、イラン、ベネズエラ、エチオピア、中国、アンゴラ(世界で最低ランクの人権○○を行っている国々も参加だそうだ)
インド、マレーシア、インドネシア、中国、イラン(アジアからは5ヶ国)
ジャマイカ、ニカラグア、ブラジル(南米より)

呼ばれなかった国(拒否された国)
EU(ヨーロッパ連合)のすべての国々
アメリカ、カナダ、オーストラリア、ニュージーランド、日本

ジンバブエで日本はヨーロッパ諸国の一員として見られているようだ。中国は今や親友関係。

現ムガベ大統領は昨年、選挙監視団についてこういったそうだ。
Our friends will observe us.(我々の友達が選挙を監視してくれるだろう)


2008/3/5 Tue. 快晴のち夕立


↑僕の昼食(学食にて)
 僕は時間の節約のために、昼食は学食で食べると決めているのだが、毎日サザとキャベツ(今日はムリオ入り)だ。学生達はサザとキャベツといういつも同じメニューを毎日(夕食でも)食べている。


↑札束(レンガみたいだ)


2008/3/2 Sat. 快晴

 ジンバブエの協力隊員、17年度3次隊(任期満了)の5人と任国変更者4人の送別会。

 2月29日、2人の任国変更者(行き先はウガンダ)が出国した。
 3月7日、17-3の5人が出国予定
 3月14日、任国変更者(行き先未決定、一時日本待機)4人が出国予定

 3月14日以降、残りのジンバブエ協力隊員は19人になる。現在、ジンバブエは協力隊員の要請を見合わせているため、人数は減る一方だ。まったく協力隊員がいなくなる日がくるかも。

 月末29の選挙に絡み、3月24日までに地方隊員は、首都ハラレに集合するようJICA事務所から連絡があった。つまり首都待機。その後、情勢によっては国外一時退避の予定。


2008/3/1 Fri. 快晴

このページのデザイン変更。

 3月、大統領選挙の月に入った。市内のいたるところに、大統領選挙のポスターが貼られている。これは主に二人の候補者のものだ。ムガベ現大統領とチャンギライさん(野党)だ。

ニュースより:
・マラウイのメイズ(トウモロコシ)があと2ヶ月で尽きる

 ジンバブエ政府は400,000tonのメイズをマラウイから輸入することを決め、300,000tonはすでにジンバブエ国内に輸入された。残り100,000tonは3ヶ月以内にジンバブエに輸入される予定。
☆ジンバブエに輸入されたメイズはどのように利用されるのでしょう?マラウイはそこまでしてジンバブエに義理を通しています。ジンバブエの周辺諸国は、ムガベ大統領と仲が良いようです。




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