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Zimbabwe.NET 青年海外協力隊体験記
from アフリカ ジンバブエ
 ■ Diary November 2007

2007年11月のカレンダー


オリバー ムトゥクジ ライブ学年末の国家試験



2007/11/30 Fri. 晴れ

 今日は帰国隊員の配属先でクリスマスパーティーとお別れ会をやっていたので協力隊員のいちおう音楽隊として参加してきました。

 最近、停電がハラレの都心近くでも起こるようになってきました。いやな前兆です。

 お昼前、JICAジンバブエ事務所から全協力隊員に一斉メールが発信されました。「停電のため、JICAジンバブエ事務所はお昼からクローズ(閉店)します」と・・・・・・あーたしかに週末だからなと考え1割納得。その他はノーコメントで・・・・・・・

ニュースより:
・ハラレ郊外のハイデンシティー(高密度住宅街)、ハイフィールドで支配政党主催の大集会が行われた。
 参加者は1万人以上だった。集会の後半、大統領も登場し数分のスピーチを行った。

 今日はデモ行進がハラレのあちこちであったみたいです。選挙活動が開始されたと感じます。大きな武力衝突などがないといいのですが。ショナ人の性格だとないでしょう。もしあるとしたら、事態はかなり切迫しているといえるでしょう。

 今月は不便な買い物状況にも慣れたのか、特にこれといって感じるものがありませんでした。しかし、政治的にはいよいよ選挙活動が本格化してくるのかと感じる場面がいくつかありました。正直、ジンバブエの状況は悪化しているようです。停電や断水の頻度が増し、その範囲が都心に近づいているからです。経済状況が悪化しても、逆に巨額の利益を上げている一部のグループが存在しています。詳しくいうと、インフレの加速によって恩恵を得られるグループのことです。大多数の庶民はインフレに苦しんでいるというのに・・・現状をもっと詳しく知れたら、実にひどい状況がここには存在しているようです。活動のほうもだいぶ慣れたのか、感情の起伏が少なくなってきた気がします。いろいろ冷静に見つめ直すのもいいかもしれません。

Rak Taa Tii Sut Nai Rook!Kid Tung Na Ja!

2007/11/29 Thu. 晴れ(昨日は午後3時から集中豪雨が夜までだったので、びしょ濡れで帰宅)

 26日月曜日から4日間、他校でのAuto-CADのワークショップ(講習会)が終わりました。これで他校での講習会は2校目なのですが、今回は前回とかなり異なる部分がありました。前回も知り合いのツテで、講習会の話を持っていったのですが相手校の校長には話を持っていきませんでした。話は学部長止まりでこじんまり機械科の講師相手に講習会をやりました。

 今回は校長に話を持っていきました。案の定、レターを持ってきてと言われました。直ぐにレターを作り持って行ったら、その後、話が順調に進みました。10時のティーと昼食を学校で僕と講師全員に出し、日程やメンバー調整もやってくれると約束してくれました。生徒数約1400人、講師数80人の技術系教員要請学校なのですが、CADに関係のある学科の講師20人が2回に分けて(パソコンの台数の関係で)、僕の講習会に参加してくれました。

 講習会の最中、学校のコーディネーターの方から、CADの修了証明書(Certificate)を作ったらどうか?と言われ、ハッとしました。ナイスアイディアです。今回の講習会は、自分にとっても大変勉強になりました。

 まず、話が大きくなるよう校長に正式レターを持って行き、コーディネートしてもらえたこと。また、レターに講習会での効果や有用性をたくさんの述べて、実際校長にも直接話をして説明したこと。学校主催の講習会だったので、講師達の態度もとても真面目だった。たぶん、僕という立場(外国人、他校の講師)がいい刺激になったみたいです。昼食支給で講師達のヤル気もアップでした。しかも、学校の食堂からの食事ではなく、スパーからのサザねニャマでした。一体どこからお金が??また、修了証明書が良いモチベーションにも手伝ったみたいです。

 自分としては大満足の4日間でした。講義の受け手である、講師達のモチベーションを探すところから始まり、うまくヤル気を引き出すように授業できることを少し学べました。やはり、自分のスキルアップと修了証明書、タダで食べられる昼食は効きました。自分の学校である、ポリテクでも講習会をやっているのですが、もっと効率良くやれるように工夫しどころがまだまだたくさんあると今回、他校での講習会を通して知れました。

Rak Taa Tii Sut Nai Rook!Kid Tung Na Ja!

2007/11/22 Thu. 晴れ

 僕の昼食は学食でサザを食べているのですが、4ヶ月くらいほぼ同じメニューです。

 今日は国家試験の答え合わせをやりました。答え合わせは、一つの部屋でやるのが常識のようです。いつもは個室のオフィスにこもってあまり顔をあわせない講師達とも一緒に和気あいあいとやっています。ショナ文化は人が集まるところいつも和気あいあいとしていて、気が楽です。

最近のジンバブエ:
 スーパーに物がなくても、慣れたのかそれが当然のようにみんな平然としています。僕は外国人が行くようなスーパーで食品を買っていますが、今のところ飢えるようなことはまったくありません。値段は以前に比べかなり高めです。ほとんどの庶民は食品などをブラックマーケットから手に入れているようです。また、親戚同士のつながりがジンバブエ人は非常に強いため、相互扶助で現在の食料不足危機を乗越えているようです。また、ジンバブエは農業国だけあって、地方(田舎)の農地に行けば農作物のストックがかなりあるようです。日本の戦時中、都会の人が着物と交換に農家から農作物を手に入れているといった話を聞いたことがありますが、ジンバブエも現在、現金の流通が滞っているので食品をたくさんもっている人の価値が高いようです。

 「ジンバブエの記事」を日本のある新聞から読みました。遠くて遠い国のジンバブエの情報が広く日本の人に届いたことは嬉しいのですが、読者が抱いたジンバブエの印象としてはぜんぜん良くないものとなってしまいました。とても残念です。遠い国、特に途上国の日本に伝わる情報の宿命だと思いました。

 ジンバブエの国土は日本とほとんど同じ、39万平方キロメートルです。日本でも地域によっての特性があるように、ジンバブエにもあります。もっと顕著にあります。灌漑をしなくても農作物が採れるところもあれば、灌漑なしではまったく農作物が採れないところもあります。政治のバランスも地域によって非常に偏っています。現在、ジンバブエ全体が経済悪化で苦しんでいることは間違いありませんが、新聞報道は悪い地域の悪い状況を抽出しているように思いました。

 僕達にとって、一番の注意点は「治安」です。現在の治安は悪くはありません。もちろん良いとはいえないと思いますが、日頃(例えば、夜間外出しないなど)の注意で回避できる程度です。大きいものと大きいものが衝突して、暴動に発展するような雰囲気は今のところぜんぜん感じません。ジンバブエ人のほとんどが、静かに状況を静観しているといったところです。ジンバブエ人の穏やかな国民性が幸いしているともいえます。来年の大統領選に向けて、水面下で根回し作戦みたいなものが行われているのを見ると、ジンバブエ人は日本人に似ている国民性があるなーと感じます。

Rak Taa Tii Sut Nai Rook!Kid Tung Na Ja!

2007/11/21 Wed. 晴れ

 今日はベルベデーレ教員養成学校に行き、講習会の打合せをしました。ここも同じく国家試験が終わったばかりでした。様子を聞くと、「試験中停電があるかどうかハラハラしていたけれど、なくて良かったよ」と言っていました。パソコンを使った試験で停電されると困りますもんね。来週月曜から4日間、講師向けに講習会を行うます。

 午後からはポリテクに戻って、国家試験の答え合わせの打合せ(割振りなど)をしました。明日から、月末くらいまでは試験の答え合わせを僕もやります。

 今日お昼に茹でたピーナッツをおやつに食べました。これはジンバブエ人に大人気のおやつです。食塩水にピーナッツを入れて茹でただけなのですが、かなり美味しいです。周りの人と喋っていると、ジンバブエ人はピーナッツが好きということに気が付きました。

 韓国でたとえると、キムチ。日本だと、魚。ジンバブエだと、ピーナッツ。食生活になくてはならないもののようです。
 ジンバブエ人の典型的な朝食はトウモロコシの粉で作ったおかゆを食べます。そのおかゆには砂糖、塩、ピーナツバターを入れて食べます。パンは主食に継ぐ人気の食べ物ですが、見ているとほとんどの人がピーナッツバターをかけて食べています。ピーナッツはそのままでも食べているところをよく見かけます。

 夕方、マスコミ学部の学部長から僕がちょっと出演している、ポリテクニックプロモーションビデオをもらいました。すごく良くできていて、嬉しいです。彼との話の中で、彼はジンバブエが好きだから国外には働きに出ない、あと2年のうちに国が良くなるからそれまで耐えると言っていました。最近、他の講師は僕に会うたび「南アフリカにまもなく行く」「国外に出たい」など言ってきます。ジンバブエが好きだから残るといえる人に会うと嬉しくなります。もちろん、国外に出たくなる理由もよく分かるのですが・・・

Rak Taa Tii Sut Nai Rook!Kid Tung Na Ja!

2007/11/20 Tue. 晴れ

 雨季が始まったと思ったら、週末から今日まで一滴も雨が降らず家庭菜園の土もカラカラに乾燥しています。

 今月は日記の頻度がかなり少ないです。テスト監督という単純な仕事のせいと午後も学校の敷地測量でこれといって変化がないからです。最近、学校の敷地外に出ていません。夜はTHE協力隊を書いていました。日記は一日を大切にする意味で書いていますが、今後は頻度を増やすよう気を付けます。

 いよいよ、明日で長かった試験が終わります。明日僕は他の学校で行うAuto-CADの講習会の打合せがあるので、試験監督は休みます。学生達も停電や断水と戦いながら、毎日一教科ずつ頑張って試験を乗り切っています。

 10月30日から始まった国家試験をちょっと振返って描写したいと思います。試験は午前中だけで、僕は試験監督を毎日やっていました。

・試験時間は基本3時間で製図など実技科目は4時間
・試験開始は9時からなのだが、9時から始まった日が一日もない。一番遅れた日で、
 11:30からだった。平均だと9:40分くらいから開始だった。
・試験開始が遅れる理由:
 問題用紙は毎朝、試験管理所(学校とは別の機関)から輸送されるが、9時に間に合わない時がある。また、問題用紙は試験開始直前まで、ビニールの袋に入っていて、空けられないようになっているのだが、いざ空けてみると部数が足りずコピーするのに時間が掛かる。最悪はプリンターのトナーが切れて、試験が翌日に持ち越しになったことも。問題用紙の質問内容も1教科につき必ず1問以上は訂正がある。
・解答用紙も枚数が足りず、調達するまでの時間が掛かる。
・試験開始予定時刻の9時頃に学生と試験教室のアレンジをしている始末である。
。誰一人として、9時ぴったりに試験を開始しようとしない。
・私は9時ぴったりからの開始を試みたが、9:05分からがやっとだった。あと、5分・・・
・時計を持っている人があまりいないので、黒板に開始時刻から30分刻みで時刻を書き、学生に30分おきに経過時間を教える。One hour to go(残り一時間)ってな感じで。
・解答用紙は白紙のわらばん紙(日本の様に真っ白ではない茶色の紙)が数枚。
・ボールペンで答案を記入する。試験中、ボールペンのインクがなくなるハプニングもあった。
・カンニングについては試験前にかなり厳しく警告するし、学生もカンニングはしていない。
・試験内容は用語の説明など記述での回答がほとんどで、最終的にA4の答案用紙4,5枚になる。
・試験の難易度は基本的な知識を問うものが多く、難しくはないが一夜漬けでは対応しきれない質と量である。
・国家試験ということもあって、学生もかなり真剣だった。これに合格すると、NC,NDの資格が取得でき、将来の就職試験や就職してからの待遇に大きく影響する。

Rak Taa Tii Sut Nai Rook!Kid Tung Na Ja!

2007/11/10 Sat. 晴れのち夕立

 テスト監督で最近ストレスが溜まっています。じっとしているのが苦手みたいです。

 雨季です。今日も夕方に夕立がありました。去年よりも早く雨季が来たみたいです。雨季といっても、一日のうち1,2時間しか降らないのです。日本の梅雨のようにシトシト、ジメジメではありません。

 今夜はジンバブエNo1ミュージシャンのオリバー・ムトゥクジのライブに行ってきました。ジンバブエにいる間に彼のライブに一度行きたいと思っていたので、願いが叶いました。

 開始時間は夜の8時からでしたが、実際に彼の演奏が始まったのは10時半くらいからでした。9時から1時間半、前奏で他のバンドが音楽をやっていたのですが、10時くらいになるとムトゥクジが登場しないのに痺れを切らした人達が前奏のバントに「早く引っ込め!」と、ブーイングを浴びせていて面白かったです。

 いよいよ、ムトゥクジが登場した時には会場内大歓声でした。僕は彼を一目見ただけで、カリスマ性を感じました。会場が盛り上がったからそう感じたのかもしれませんが、彼の「異質」な雰囲気をとても感じました。久しぶりに人に引き込まれた感覚を味わいました。

 僕の知っている曲も4曲くらいやっていましたので、嬉しかったです。それにしてもジンバブエ人はダンスが大好きだと改めて感じました。曲が聞こえると、スイッチが自動的に入るのでしょう。僕は日本のサマソニなどのフェスタに時々行っていましたが、同じ音楽ライブでも会場の雰囲気がジンバブエとでは違います。日本だと、マナーの悪い人が前列の方で人の頭の上をコロコロ転がったり、酔って暴れだす人さえいます。今回のムトゥクジライブでは、ビンビールを会場内で売っていて、飲みながらダンスする人がたくさんいましたが、あくまで彼らの目的は生の演奏を聴きながらダンスすることです。僕がムトゥクジを近くで見ようと思い、前列の方へ歩いて行ったらいとも容易く前列までたどり着けました。日本では不可能でしょう。ジンバブエではダンスが目的ですので、自分の周囲はある程度のスペースを確保するのです。前列にいけない人は決して無理して行かず、後ろの開いているスペースで自由に体を動かします。

 今日で僕は彼の大ファンになりました。最近、単調な日々が多かったので、幸せな一日でした。

ニュースより:
・カリバの発電所の定期メンテナンスが終了した。
今週末からハラレ郊外に電力が供給される。ZESAのCEOはジンバブエ全体の電力使用料は現在、850MWだと発表した。

Rak Taa Tii Sut Nai Rook!Kid Tung Na Ja!

2007/11/2 Mon. 晴れ

 残りの任期も1年を切りました。残り11ヶ月です。今月はどんな出来事が起こるのでしょうか?

 火曜日から始まった、学年末国家試験は今のところ順調に進んでいます。僕は試験監督を毎日やっています。だいたい、一日一科目ずづ試験時間は3時間のペースです。製図などの実技科目は4時間です。今回、僕は一試験室の責任者を任されているので、3時間ボーっとしているのではなく、書類を作成したりしてまー充実しているといえます。去年は学校に赴任したてで、最初に行った仕事が試験監督でした。試験監督といっても、ただ、部屋にいるだけの「かかし」でしたので今年とは大きな違いです。

 試験が順調に進んでいるとはいえ、去年同様試験開始がなかなか9時ちょうどからは始まりません。誰一人として、9時から始めようとする気のある人がいないのです。その場の流れ任せです。時間というものを気にする習慣が、ジンバブエ人にはないのでしょう。昨日は問題用紙の到着が遅れた+問題用紙不足で試験開始時刻が2時間遅れました。

 昨日、ハラレポリテクニック紹介ビデオの撮影に参加(出演)しました。校長の話によると、ジンバブエ政府のルックイースト政策の一環として、英語を習いたいアジア諸国の学生達をジンバブエに語学留学させようというプロジェクトが計画・進行しているそうです。それで、ハラレポリテクもその英語学習モデル学校に選ばれたそうで、最近学校紹介ビデオの作製に取り掛かったそうです。そこで、校長のアイディアでビデオの中に同じアジア人である、僕(日本人)を出演させようとひらめいたそうです。インタビューでは、学校やジンバブエのことをだいぶ褒めておきました。後ご期待です。

 しかし、果たして現実的なプロジェクトなのか疑問は消えませんが、プロジェクトのアイディアはすごくいいので応援したくなりました。

Rak Taa Tii Sut Nai Rook!Kid Tung Na Ja!


 

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