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NTCでの訓練
Zimbabwe.NET 青年海外協力隊体験記
from アフリカ ジンバブエ
 ■ 訓練を終えた感想 (How Did I Like the Training)

※ 特に印象に残った部分を抜粋していますので、訓練のすべてがこの限りでは決してありません。

予防接種為になった事為になった話おまけ(訓練生とNTC)他の訓練生の感想


 ■ 予防接種 ■        
 ■ あくまで予防ですが、短期間にたくさん打ちました。

  • Hepatitis-A(A型肝炎):2本
  • Hepatitis-B(B型肝炎):2本
  • Rabies(狂犬病):3本
  • Tetanus Toxoid(破傷風):1本
  • Poliomyelitis(ポリオ):1本
  • Yellow Fever(黄熱):1本

※ 毎週火曜日が予防接種の日でした。

 訓練が終わる頃にはサイボーグになっているというのは、こういう意味だったみたいです^^



 ■ 為になった事 ■        
 ■ 日常語学(英語)

  • 小人数制:先生1人に生徒4〜7人(平均6人)
  • 英語漬け:70日間の訓練のうち、ほぼ毎日午前中は日常語学でした。(研修棟は自分の使用言語以外使用禁止)
  • 優秀な外国人語学講師:講師経験豊富、海外ボランティア経験有り、自身の専門分野有り、非常に熱心 ※ スタッフの方が「語学講師陣は訓練生専用講師です。」と言っていましたがまさにその通りだと思いました。
  • 基礎固め:能力別にクラス分けを行い、スピーキングとヒヤリングの基礎固めを行いました

 ■ 技術語学(英語)

  • 小人数・専門分野別クラス編成:僕のクラスの場合は、土木・建築・測量・測量の計4名でした。
  • 厳しい先生:専門用語をとにかく覚えないとはなしにならない為、妥協してくれない先生でした。 ^^;
  • 専門分野に合った講師:土木・建築、コンピューター、村落開発、医療、工芸等、専門分野に合った講師が各クラスの授業を担当。(私のクラスは元動物学者で論理的思考を大切にしていた先生で、クラスに合っていました。)
  • プレゼンテーション:英語で生徒相手に発表する事、計7回(各20〜40分)ありました。このプレゼン準備・発表はかなり辛かったです。←でも役に立ちました!

    プレゼン風景 測量実習風景

 ■ 各種講座

特に為になった講座
  • 各感染症について:例えば、マラリアの予防策、感染してしまった時の症状、対処法。経口感染で注意すること(水は煮沸してから飲む、生野菜は食べない)等
  • 任国における危機管理:犯罪事例、どんな人が犯罪に遭いやすいか等、非常に身近な話に感じました。
  • 任国の一般事情:OB・OGの方から、聞けた生の情報は役に立ちそうです。(国によっては衛星電話で情報交換していました。)

 ■ 特別行事

  • 東宮御所に行き、皇太子様との接見は思い出に残りました。
  • 国会議員3名(海部元総理、上原議員、小渕優子議員(青年海外協力隊小委員会事務局長))との昼食会も良い思い出です。海部元総理は協力隊創設者の一人だそうです。お話はとても説得力がありました。小渕さんは同年代ということもあって、みんな親近感を感じていました。 新着 Diary 青年海外協力隊体験記 Yuko Obuchi Web Site←写真日記には、最近のアフリカ訪問があります。



 ■ 為になった話 ■        
 ■ 調整員経験者の話から
   (調整員とは任国において協力隊員の直属の上司みたいな存在の人)

  • ホウレンソウが大切です。しかし、順序は逆で相談→連絡→報告だそうです。
  • 恋愛は、その人の精神状態に直に影響するそうです。この調整員は恋愛の相談をたまに受けていたそうです。
  • 赴任5ヶ月〜8ヶ月目は落ち込む時期だそうです。理由は思い通りにいかない事や自己顕示が出来ないことで、塞ぎ込むそうです。
  • 協力隊員も1割の優秀な人、2割のまあまあな人、7割の改善が必要な人に上手く分かれるそうです。

 ■ 偉い人の話から

  • 島国日本なだけに協力隊の経験(国際協力分野)は大変貴重です。帰国後にその経験を日本に還元して下さい。
  • 技術移転はそれ程、期待していませんが公人として常に相手国に日本のイメージを植え付けているという認識は持ち続けて下さい。



 ■ おまけ(訓練生とNTC) ■        
 ■ 訓練生(後の協力隊員)ってどんな人達か?

これは、結構難しい質問です。

 協力隊員とは私の主観的な表現ですと、「まず、遣り甲斐を求めている人達です。次に海外が好きな人達です。最後に、日本人の中ではちょっと変わった人達です。」になります。もちろんこの他にも、途上国で援助を必要している人々の役に立ちたいと思っている人達など様々な表現の仕方があります。

まぁーとにかく変わった人が多いと感じました。具体的に
  • 他人を気にしない(我が道を行くタイプ)
  • 自分に詳しい人(自分の出来ること、出来ないことや知識など)
  • 自己顕示欲が高い(目立ちたがり屋)
  • 積極的に行動できる
  • 負けず嫌いで頑張り屋さん
  • 自立心が高い(自立しすぎて一匹狼タイプ?)
などなどです。

 その他、院卒(マスター)、バイリンガル(2年以上海外留学していた)、頭がいい人が2割くらいいまして、海外バックパッカー経験者が多数いました。海外未経験という人も3%くらいいました。健康状態は全員ほぼ満点に近いと思います。(健康診査(一次試験)で多くの人が落とされていますので、ここにいる人は必然的に健康な人です。)


 ■ NTC(二本松訓練所)の雰囲気

 勉学に勤しむ環境が完璧なほど整えられています
  • NTCの立地が山の中であり、下界と隔離(錯覚かも?)されているので誘惑が少ない
  • 朝から晩まで、非常にタイトなスケジュール(詰込み勉強的の要素もあるが)である
  • すべての授業や講座が実践的授業のため、集中力を持続させるられる、もしくはせざるを得ない
  • NTCの設備(ハード面)が素晴らしい。きれいな食堂やお風呂などがある厚生棟、プライバシーの守られた一人部屋と人が集まって雑談できる談話スペースなどがある宿泊棟、多種多様な書籍がある図書館やネットが出来る部屋などがある研修棟など
  • NTCの人材面では、超ハイレベルな講師陣と親切なスタッフ(協力隊経験者)の方々、食事の準備や施設の維持管理で僕達を陰で支えてくれていた方々、また何よりも訓練生同士が刺激し合える環境が一番の良い環境と言える

 NTCには応募職種からもわかる通り、多種多様な個性の訓練生で活気に満ちていました。また、これからするであろう2年間の海外生活と協力隊活動に対する、不安と期待を皆共通に持っていました。
 少なくとも訓練終了後と準備期間を入れた、3ヵ月後には全員が世界各国に散らばってしまいます。あの場所は「自発的」に集まった人達(訓練生)の集団でしたので、非常に解放的で潔く、アクティブな雰囲気でした。さらに各自それぞれ大まかな目的が定まっているため、地に足が着きそれぞれの視座を持っていると私は感じました。
 休日は日曜日だけなのに加え、平日のタイトなスケジュールや厳しい目標設定(特に語学)がされていたため、各自かなりのストレスを抱えていたのも事実でした。しかし、みんなストレス発散が上手みたいです。私はここで客観的にストレスに向合う、自分や他の訓練生を見てとても勉強になりました。
 約2ヶ月間の訓練生活を体験してみて、NTCは男性女性関係なく、とても仲良くなれる雰囲気があると言えます。そこで出てくるのが、NTCマッジクという言葉です。おかげでマジックの不思議をかなり知ることが出来ました。^^

 上述したことを総括すると、今まで経験したことのない経験がしかも日本で出来たことは、素晴らしいことだったと思います。


 ■ NTCに要望したいこと

 完璧に近いプログラムと優秀なスタッフの方々そして何不自由なく過ごせられる設備を兼ね備えた、二本松訓練所でありました。あえて書いてみようと思います。
 たぶん実現は不可能と思いますが訓練中に途上国を想定した、「不自由なこと」がいくつかあったら面白いのではないかと思いました。
  • 停電
  • 断水
  • 洗濯物の手洗い
  • 自炊
などです。これらは任地に赴任すると必ずといっていいほど、体験しますので。人間不自由を知ると、何かと工夫を考えるものです。ケーススタディーとして赴任前に一考しておいても良いと思います。



 ■ 他の訓練生の感想 ■        
 ■ ゲーさんの感想

NTC(二本松訓練所)では、強制されて生活のリズムが変化しました。強制されると意外と何でも出来てしまうのでは、と思うようになりました。
語学(フランス語)を毎日無料で受けられていると思うと、私達に掛けられている期待は小さくないんだなあ、と感じました。
「今すべき事に優先順位を付けて実行する事の大切さ」に気付きました。
人間は寝ないとダメっ!!! ということを感じました。
訓練は泣いた分だけ充実感が得られます。 訓練は逃げなかった分だけ自分に返ってきます。
「人生は休むことも大事」と訓練で身をもって体験しました。
熱い熱い情熱を持った人たち。人生、何歳だってその気があれば一歩を踏み出せるみたいです。
NTC内だけでも十分な異文化理解でした。

訓練では何かの知識や技術を身につけたって言うより、何かに向かおうという姿勢、努力したいっていう気持ち、ステキな人からちょっとでも吸収しようっていう人を見る目、アフリカに対する希望、人との関わり方・・・ っていう精神的な成長、心の変化が大きかったと思います。


 ■ ナーさんの感想

訓練所で生活していくうちに、僕達は「自発的」にこの場所に来ているんだと感じるようになりました。それは、とても気持ちのいいことでもありました。
選考試験のときは「途上国の為に」といった気持ちはとても薄く不確かなものでしたが、訓練所で途上国の為にという気持ちが濃くなりました。

部屋に備え付けの本を読んで、文化は時として壁になると思いました。
日本人の貧乏人は努力次第でなんとか・・・なるんじゃないかと他人は思います。インド人の貧乏人は援助されて当たり前と当人は考えているようです。日本ってすごい国ですね。^^


 ■ ユーさんの感想

社会人経験者の俺からすれば、パラダイスだね。

同じ目的を持った人たちが集まって、70日間も 語学を中心とした素晴らしい授業を受けることができる。しかも、健康面も十分注意されており、適度な運動とバランスの取れた食事が用意されている。素晴らしいです。でも、やっぱり「同じ目的を持った」ってところがポイント。素晴らしい友人が沢山できたことが、何よりもの宝物です。やっぱりパラダイスです。


 ■ カーさんの感想

「思ったよりみんなまともでしっかりしていた。訓練前に聞いていた数々の噂と違って、皆すばらしい人たちだった(噂ってのは面白おかしく脚色されるからねぇ)。」


 ■ ヨーさんの感想

訓練生活を始めてまず始めに思ったことが、なんていい人達の集まりなんだろう!ということ。そして、みんな熱い!!そして、何事にも真剣! 熱いの最高。真剣は素敵♪

私は社会人経験が結構ある。私の会社はまだまだ古い気質なのか、熱い人間は浮いていました(ていうか、私?)。
例えば・・・
毎朝会社でのラジオ体操を真剣にやっていたら、「あの人すごく真剣にラジオ体操やってるよねー。クスクス」みたいな感じでしょうか。だって、自分のためにやっているんだもん。真剣にやって、何が悪い?でも、ここではみんな思い思いのラジオ体操ができるから、素敵。真剣にやっている人が大半で、中には自分オリジナルの動きをしている人もいる。不真面目に「あ〜、かったりぃ〜」っていう動きをしている人のほうが、むしろ目立つ。そんなところでした。

とっても居心地の良い70日間。きっと私の場所はここなのかなーと思いました。素敵な仲間に会えたことが、一番の収穫かな。2年後みんなにまた会いたいな。


 ■ ヤーさんの感想

ルールは守らない、酒は強い、意外に尿酸値が高い面子が揃ってたような?
特に尿酸値の再検査は30代は尽く、20代もちらほらといたようで。
こんなに酒飲みばかり揃うと、今隊次のマラリア罹患率がどれだけ高いか今から非常に興味深いです。


 ■ オーさんの感想

とにかく最高の仲間にめぐり合えた。この一言に尽きる。

訓練の内容が厳しくそれをいっしょに乗り越えてきたから、こんなにいい関係が築けていけたんだと思う。ってこんなくさいことを平気で言い合えるそんなやつらの集まり。それはとても居心地がよくてこの仲間のためならと思わせてくれた。そしてそれぞれが、そう思えるということが協力隊の同期のすごいところ。

任国行っても、2年が終わってもおまえらみんな仲間だ!


 ■ ジーさんの感想

語学の訓練中心でしたが忙しすぎてしっかりと頭に入ったかどうかが疑問です。もう少し訓練日数を増やし、土曜日だけ午前中のみの課業にするなどのゆとりが欲しかったです。
ただ節税の観点から見れば無駄が一切省かれていて合理的ではあると思いました。


 ■ んーさんの感想

はじめ訓練という名から軍隊訓練のようなスパルタをイメージしていましたがすぐに大きな間違いであることが分かりました。
スタッフの方々は協力隊のOB・OGの方々で大変親身に気遣いを頂けました。
歴史ある協力隊だけあって効率の良いシステムをとっている印象を受けました。
職種も年齢もばらばらの人間が長期間にわたり集団生活をする機会は人生で最初で最後だと思います。
さすが協力隊だけあり個性派ぞろいでした。

ひとつ、不満なのはインターネット環境がないことです。
確かにこの事業の出所が血税であり途上国では日本のような恵まれた機材を調達するのは難しいと思います。それは全く同感です。ただし、その観点からインターネット環境を導入しないというのはいただけません。いまや、インターネットはひとつのメディアとして市民権を得ていると思うし料金もけっして高いとは思いません。そのことで、書籍などの既存メディアからは入手困難な貴重な情報を得られるのです。ぜひ検討していただきたいものです。




 

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